魔法の恋の行方・キスって何?(シリーズ1 オルロフとエリーゼ)
<湖の畔の小屋・20時30分>


オルロフは、そのまま妖精を自分の胸に引き寄せた。

もう、
自分の気持ちを押さえることは
できない。

オルロフは、
妖精の髪に唇をつけて
「俺の国では、お互いの気持ちを
確認するために
<愛の儀式>をするんだ。」

「愛しているから・・
君のすべてを・・知りたい」
「君は・・どう・・?」

妖精は動かない。・・・・・・・・

寝ていた。

「俺は・・
何を・・していたんだ!・・
本当にバカだ・・」

オルロフは、ぐったりと
人形になっているような妖精を
抱え、天を仰いだ。

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