星のような君の隣にいたい。
少し俺はイラッとした。

まぁ年下にムキになる訳では無いが「お前は俺の事嫌いなの?」そう聞くと「嫌いでは無いです」と返ってきた。

嫌いではないなら好きでもないという話か。まぁいい。



「こっちに来い一緒に食うぞ」

真城は少しムスッとした顔をしていた。

「お前・・・案外顔に出るんだな」

そう俺が言うと真城は「そんな事を言われたのは初めてです」と少し驚いていた。


「お前兄弟はいるの?」

「お前とは誰ですか」


ほぉ〜俺にはそんな態度をとるか。


「確かにそうだな」

「真城に兄弟はいるのか?」

「・・・」

「嫌なら言わなくてもいいが」


返答がなく会話が途切れると「兄がいました、あと確か妹がいます」なんとか答えてくれた様子だった。

質問したい箇所があるが無理には聞かなくてもいいか・・・。


「もうすぐ夏休みだな」


俺がそういうと真城は青い空を見上げて「そうですね」とだけ言った。
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