星のような君の隣にいたい。
「私は物心ついた時から母と兄と3人で暮らしていました。
母は私達にあまり、関心がなかったようで、学校の行事に来てくれる事は殆どなかったです。
でも兄は2つ上で中学になってからは、私の行事の度に学校を抜け出して見に来てくれていました。

私はそれがとても嬉しくて兄の事が大好きでした。

でも、私が中学2年生になった年に母が再婚をしました。

ある日突然、会ったこともない人が義父になったんです。私は義父の事が嫌いでした。

義父は私によく話しかけてきて、その度に髪や手を触られていました。

兄はそんな行動をすぐに見つけてくれて、義父を怒鳴りつけました。私は兄が怒っているのを初めて見ました。
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