星のような君の隣にいたい。
僕は彼女に椅子に

座るよう促して

向かい合って座った。

「·····僕は昔大人しい子供だったんだ。

発熱しやすい子供でさ

部屋で本を読むことも多くて

外で遊ぶよりもずっと本が好きだった。

翔は小さい頃から一緒で

外で遊ぶの好きなくせに

僕に合わせて部屋で遊んでたんだ。

でも病院でいくら検査しても

病気なんて言われなくて

僕も家族も本当に

体が弱いだけだと思ってた。
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