星のような君の隣にいたい。
こんなの舞台なんて

どうでも良くなってしまって

私は口にしてしまった。

「喜んでお受けします。」

私がそう言って手をとると

「では、シンデレラは頂いていきます」

そう言って優希さんは

私を抱えて階段を駆け上がり

舞台上から姿を消した。

客席からは大きな拍手が

聞こえていたけど、

今の私はそんなことを

考えている場合ではなかった。
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