星のような君の隣にいたい。
「おい、何笑ってんだよ」

いつもより低い声で怒られた。

怖くはないけど。

「つーか、それ何?」

僕が聞くと翔の代わりに

クラスメイトが教えてくれた。

「狼!」

それだけ答えられたので

理由を聞くと、

「一匹狼だから」

そう言ってみんな笑っていた。

「なるほどねー」

僕が笑ってると隣で

陽葵も少し笑ってるように見えた。
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