星のような君の隣にいたい。
「どれにするの?」

僕が聞くと陽葵は

メニュー表を見ながら

桃のクレープを指さしていた。

「相手が俺なんだから喋ろよ」

翔がキレ気味でそう言った。

それでもかたくなに陽葵は

黙っていた。

本当に人が多いと苦手なんだな。

「まぁまぁ、桃のクレープね」

僕が言うと翔は

渋々裏に入っていった。
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