星のような君の隣にいたい。
「入っちゃったらもう、

進むしかないよね·····」

僕がそう言うと

「·····」

陽葵は固まっていた。

「大丈夫だよ」

そう言ってるものの、

暗闇で陽葵の顔は見えないし、

正直、自分の心臓の音で

それどころじゃない。

だが、僕にも男としての

プライドがあるらしく、

必死に陽葵に話しかけた。
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