星のような君の隣にいたい。
「·····」

僕が黙っていると

「もしかして怖いの?」

そんなことを言われて

「全然!」

また強がってしまった。

「なら早く行こう」

陽葵にそう言われ

彼女が先に歩き出した。

さっきまで繋いでいた手は

離れていて、僕は心細くなった。

今度は井戸から

髪の長い女がでてきた。
< 612 / 825 >

この作品をシェア

pagetop