星のような君の隣にいたい。
陽葵と充実した時間を過ごし、

あっという間に夜になった。

「もう帰らなきゃ」

陽葵がそう言って時計を見た。

「気を付けてね」

僕がそう言うと

「うん·····。」

手に力が入っている。

「元気だから、大丈夫。」

彼女を安心させるため

僕は笑顔でそう言った。

「またね」

名残惜しそうに病室を出ていった。
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