星のような君の隣にいたい。
そう、僕はもう歩けない。

もっと言うと

ベッドから動けないほど。

陽葵が来る日だけ、

何とか看護師さんに手伝ってもらい、

ベッドから起き上がり、

座って笑顔で話す。

案外これがやっとだったりする。

そして2人で一日中話し、

陽葵を夕方には家に返す。

「そろそろ帰る時間だね」

僕が陽葵に言うと

陽葵は寂しそうな顔をする。
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