星のような君の隣にいたい。
「今日はどんな話をする?」

僕が笑顔でそう言うと

笑顔で僕の横に来て、

「本の話がしたいな」

そう言った。

陽葵も本の話が好きだから

僕達はふたりでいる時は

ほとんど本の話だ。

「じゃあ陽葵さんは読んだことある?」

そう言って

昔、読んだ本の話を始めた。

この時間は誰にも邪魔できない。


僕と陽葵の

ふたりだけの特別な時間。
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