星のような君の隣にいたい。
男の子に聞かれ、僕は考えた。

だけど自分の名前すら分からない。

ダレダ━━━━━━━━━?

「お兄ちゃんもひとりなの?」

男の子にそう聞かれ

「ひとり、なのかな」

僕は断言できずそう答えた。

「なら、僕と一緒にいてくれる?」

男の子に手を差し出され、

手を握ろうとした。

“よかった·····”

“親なんだから

心配くらいさせなさい”

“親友なんだから”
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