星のような君の隣にいたい。
ずっと気になっていた。

今、楽しく会話ができるのは

嬉しいし、いいんだけど。

1度だけ、聞いてみたかった。

父さんは少し考えてから

話し始めた。

「元々、父さんは無口なんだが

お前が生まれた時、

仕事を頑張らなきゃなって

思ったんだ。

それから仕事を頑張って、

優希は物静かで、

発熱はしやすくて、

でも、元気に育ってくれてた。

小さいうちは友達と些細なことで

喧嘩になる事もあると思っていたが、

優希は友達に怒られても

謝っていた。

それは怖いからじゃなくて

自分にも落ち度があったことを

ちゃんと認めていた。

そんな息子を見て父さんは

誇らしかったよ」
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