星のような君の隣にいたい。
小さい頃の僕に対して

そんなことを思っていたのか。

「それから翔くんという

とてもいい友達を持ったね。

でも、父さんは無口だから

優希と何を話していいか

分からなかった。

それでも優希はどんどん大きくなって

あっという間に小学生になった。

いつものように会社にいると母さんから

連絡があって優希が倒れたって·····

急いで病院に行って、

あの日は生きてる心地がしなかったよ」

父さんは苦笑いでそう言った。
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