星のような君の隣にいたい。
俺は驚き言葉が出なかった。

俺が人気?

常に優希としか絡んでないし

友達がいない訳では無いが

女子となんて殆ど関わってない。

俺の頭がフル回転していると真城が

「知らなかったんだ。」

そう言うので

「どこがいいんだろうな?」

なんて答えると

「確かに」

とか言うから失礼すぎる。

真城がその後

「聞いてもいい?」

そう言うので

「なんだ?」

と言うと

「なんで名前で呼ばないの?」

そんなことを言われた。

俺が?

名前で?

優希に殺される気しかしない。

「特に理由はないけど」

そう答えると少し寂しそうな顔をした。

「なんで?」

そう質問すると

「・・・・と・・・に・・」

よく聞こえなかったので聞き返すと

「妹なのに苗字で呼ぶのは変じゃない?」

そう言われた。

確かにな。

「陽葵。」

そう呼ぶと少し嬉しそうな顔をして

「何?」

そう言った。

俺は名前で呼ぶようにしたが

優希へ少しの罪悪感があった。

なのでそのお詫びとして陽葵を

優希のお見舞いに誘った。

すると

「行く!」

と即答だったので少し驚いたが、

それは言わず放課後

また迎えに行く約束をした。

そして放課後。

陽葵を迎えに行き、

俺達は優希の家へ向かった。

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