俺、あなたのリアコです！4

「あっ、二人ともやっと来た〜！！」

駅前に行くと、すでに他のみんなは待ってくれていた。春燕が琴葉ちゃんに抱き付き、「無事に助けられたんだな」と宙が琴葉ちゃんに質問する。えっ、まさか……。

「俺がインタビューされたたところ、見てたの？」

「ああ、ばっちり見えていたぞ」

カタリーナがそう言い、マーガレットが「あんた、英語を勉強した方がいいよ。ノーイングリッシュって……」と苦笑する。俺は恥ずかしくて俯いてしまった。

「まあ、みんな揃ったことだし切符買おうよ。もうすぐ電車が来るでしょ？」

真冬がそう言ってくれたのが救いだ。俺は「早く買おう！」とみんなを急かして「楽しみだなぁ〜！」とさっきのことがなかったように誤魔化す。もう穴があったら入りたいよ……。

まあ電車に乗るとみんな、スプリングランドで何に乗りたいとか、お昼はこのお店で食べたいとか、そんな話を始めたからホッとしたけど……。

「そういや、月斗と真冬って絶叫系大丈夫な人なの？」