俺、あなたのリアコです!4
マーガレットに訊かれ、俺はすぐに「無理」と返す。ジェットコースターとかああいうのはめちゃくちゃ怖い!何でみんなあんな怖いのを楽しめるんだろう……。

「僕も苦手かも……」

真冬もそう返した。すると、「ならちょうどよかった!」とマーガレットは笑う。

「琴葉と春燕、絶叫系が無理なんだ。私たちが絶叫系に乗っている間、別行動を一緒にしてほしい」

カタリーナに言われ、「はい!!」と真冬は目を輝かせ、頬を赤く染めてすぐに返事をしていた。ウルフちゃん好きすぎるだろ……。まあ、俺も桜ちゃんに同じこと頼まれたら秒で返事してると思うけど。

「あの、ありがとうございます!」

「一緒に楽しく回ろうね〜」

琴葉ちゃんはペコリと礼儀正しくお辞儀をし、春燕は無邪気な笑顔を見せる。俺と真冬も「よろしくね」と笑った。

電車を途中で何度か乗り継ぎ、俺たちはスプリングランドにようやく到着した。人気レジャー施設だからか、大勢の人で賑わっている。
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