俺、あなたのリアコです!4
「ごめん。琴葉から電話が来たわ」
途中、宙がそう言ってスマホを手に廊下に出て行く。電話か……いいな……。琴葉ちゃんとLINEでのやり取りはたまにあるけど、電話はしたことがないんだ。
俺の表情が何を思っているのか察したのか、真冬が「そういえばさ〜」とどこかニヤニヤしながら言う。
「この前、WMCメンバーとカラオケ行ったじゃん?その時、ウルフちゃんと連絡先交換したんだよね」
「よかったじゃん。真冬、ウルフちゃん推しだし」
浮かれているだけか、と思いながら微笑んでいたんだけどただの煽りだって気付いたのは真冬が次の言葉を口にしたから。
「ウルフちゃんーーーカタリーナと毎日何かLINEして、週末は電話して、本当に耳も心も幸せ……」
「……お前、性格悪いな」
琴葉ちゃんと電話したくてもできないのに!ムカついて、真冬が食べようと手を伸ばした先にあるチョコレートを素早く口の中に入れた。
「あっ、それ……」
「仕返し」
途中、宙がそう言ってスマホを手に廊下に出て行く。電話か……いいな……。琴葉ちゃんとLINEでのやり取りはたまにあるけど、電話はしたことがないんだ。
俺の表情が何を思っているのか察したのか、真冬が「そういえばさ〜」とどこかニヤニヤしながら言う。
「この前、WMCメンバーとカラオケ行ったじゃん?その時、ウルフちゃんと連絡先交換したんだよね」
「よかったじゃん。真冬、ウルフちゃん推しだし」
浮かれているだけか、と思いながら微笑んでいたんだけどただの煽りだって気付いたのは真冬が次の言葉を口にしたから。
「ウルフちゃんーーーカタリーナと毎日何かLINEして、週末は電話して、本当に耳も心も幸せ……」
「……お前、性格悪いな」
琴葉ちゃんと電話したくてもできないのに!ムカついて、真冬が食べようと手を伸ばした先にあるチョコレートを素早く口の中に入れた。
「あっ、それ……」
「仕返し」