月夜に君とナイショの話
アスファルトに濃い影が落ちている。
茹だるような暑さにその場しのぎでパタパタと胸元を仰ぎながら影を選んで歩く。
ようやく駅につき定期をかざしたところで、
ガシャン!
改札に行く手を阻まれた。
定期券をよく見るとそこには昨日の日付が。
ここに来た時買った3ヶ月分の定期の期限が切れていたのだ。
「うそでしょ!?タイミング悪すぎ、」
また愚痴がこぼれた。
いやきちんと把握して管理しておかなかった自分が悪いのは100も承知だ。
だけど、だけど!あまりにも今日という日がついていないように思えて、悲劇のヒロインになった気分でいたたまれない。
茹だるような暑さにその場しのぎでパタパタと胸元を仰ぎながら影を選んで歩く。
ようやく駅につき定期をかざしたところで、
ガシャン!
改札に行く手を阻まれた。
定期券をよく見るとそこには昨日の日付が。
ここに来た時買った3ヶ月分の定期の期限が切れていたのだ。
「うそでしょ!?タイミング悪すぎ、」
また愚痴がこぼれた。
いやきちんと把握して管理しておかなかった自分が悪いのは100も承知だ。
だけど、だけど!あまりにも今日という日がついていないように思えて、悲劇のヒロインになった気分でいたたまれない。