13番目の恋人
土曜日のうちに彼を家に招く為に、ひととおり掃除を済ませて買い物に出た。
ふかふかのクッションを探す。ギリギリ持ち帰れるくらいの大きな物を2つ買って帰った。これなら、お尻も痛くない。
家に帰ってベランダに干しておいた。もっとふかふかになればいいな、と。
近所のスーパーにも行って出来うる限り用意をした。
──翌朝
結局ものすごく早く目覚めてしまい、もう一度掃除をした。無駄にうろうろしてしまい、手持ちぶさたにソファに座った。朝から何度も見てしまうスマホが鳴ったのは、9時を少し越えたあたりだった。
『おはよう、もう出れる? どこで待ち合わせしようか』そう言った彼に
「うちへ来て下さい。お疲れでしょうから、何でも揃っています」
『……出掛けようかと思ってたんだけど……』
「……」
そうか、ずっとうちで過ごすつもりをしていたので、何なら彼には休んで貰って彼が寝ている間にお昼の食事の用意をしようかと思っていた。返事を出来ずにいたら
『あ、いや……構わないんだよ。時間も早いし一先ず君の家へ迎えに行くよ』
そう言われ……彼に逆に気をつかわれてしまった気がする。大人の男の人と会うって、みんな何をして過ごしているのだろうか。
ふかふかのクッションを探す。ギリギリ持ち帰れるくらいの大きな物を2つ買って帰った。これなら、お尻も痛くない。
家に帰ってベランダに干しておいた。もっとふかふかになればいいな、と。
近所のスーパーにも行って出来うる限り用意をした。
──翌朝
結局ものすごく早く目覚めてしまい、もう一度掃除をした。無駄にうろうろしてしまい、手持ちぶさたにソファに座った。朝から何度も見てしまうスマホが鳴ったのは、9時を少し越えたあたりだった。
『おはよう、もう出れる? どこで待ち合わせしようか』そう言った彼に
「うちへ来て下さい。お疲れでしょうから、何でも揃っています」
『……出掛けようかと思ってたんだけど……』
「……」
そうか、ずっとうちで過ごすつもりをしていたので、何なら彼には休んで貰って彼が寝ている間にお昼の食事の用意をしようかと思っていた。返事を出来ずにいたら
『あ、いや……構わないんだよ。時間も早いし一先ず君の家へ迎えに行くよ』
そう言われ……彼に逆に気をつかわれてしまった気がする。大人の男の人と会うって、みんな何をして過ごしているのだろうか。