13番目の恋人
「あんな格好いい人と一緒にいて、好きになっちゃわない?」
「……大丈夫です」
「そりゃ、香坂さんだって彼氏くらいいるだろ」大宮くんがフォロー?を入れてくれた。
「ああ、そうか。いないわけないわよね」
「……いません」
「ええ、どうして? 絶対に年上の彼氏いるでしょ!」
……“絶対”ってなんだろう。
「彼氏切れたことないでしょう?」
「いえ、そんなことは……」
「ええ!? なんか20人くらい恋人がいても不思議じゃないわよね」
「なんだそれ、んなわけないっしょ」
みんなにわいわい言われ、私のイメージはどういったものなのだろうかと考える。私が答えるまでもなく、大宮くんが返してくれている。
……恋人。何人だろう。今まで付き合った人……えっと……
「私はあんまり恋愛経験がないので」
「ええ!? ウソ!! その見た目で!? 付き合ったことはあるわよね」
「はい、12人くらいです。たぶん……」
「……」
なんだろう、正直に言うとしーんと静かになってしまった。
「えー、ああ。彼女、あんまり酒強くないから、話し半分に聞いといて」
野崎さんがそう言った。
お酒、強いと思うんだけど……酔ってるのかな、私。
「え、面白い! 聞きたい聞きたい、初体験いつ?」
「悪のりしすぎ、君達も飲み過ぎ。はい、そんな事聞かないよ」
「中学卒業してすぐ……」
だったと思う。それを言ったら、また静かになってしまった。
「……大丈夫です」
「そりゃ、香坂さんだって彼氏くらいいるだろ」大宮くんがフォロー?を入れてくれた。
「ああ、そうか。いないわけないわよね」
「……いません」
「ええ、どうして? 絶対に年上の彼氏いるでしょ!」
……“絶対”ってなんだろう。
「彼氏切れたことないでしょう?」
「いえ、そんなことは……」
「ええ!? なんか20人くらい恋人がいても不思議じゃないわよね」
「なんだそれ、んなわけないっしょ」
みんなにわいわい言われ、私のイメージはどういったものなのだろうかと考える。私が答えるまでもなく、大宮くんが返してくれている。
……恋人。何人だろう。今まで付き合った人……えっと……
「私はあんまり恋愛経験がないので」
「ええ!? ウソ!! その見た目で!? 付き合ったことはあるわよね」
「はい、12人くらいです。たぶん……」
「……」
なんだろう、正直に言うとしーんと静かになってしまった。
「えー、ああ。彼女、あんまり酒強くないから、話し半分に聞いといて」
野崎さんがそう言った。
お酒、強いと思うんだけど……酔ってるのかな、私。
「え、面白い! 聞きたい聞きたい、初体験いつ?」
「悪のりしすぎ、君達も飲み過ぎ。はい、そんな事聞かないよ」
「中学卒業してすぐ……」
だったと思う。それを言ったら、また静かになってしまった。