狂犬に愛される覚悟
狂犬と同棲
「じゃあ、お先に失礼します」
「お疲れ様~」
愛妃は勤め先のジュエリーショップを出た。
「愛妃、お疲れ様~」
「零王?どうしたの?」
「迎えに来たの~もう一緒に住んでるんだしさ!」
従業員出入口の前に恋人の零王が、バイクに跨がり待っていた。
か、可愛い……////と思う愛妃。
「わざわざありがとう!」
「ううん、はい!ヘルメット。後ろ乗って!」
「うん!」
零王の後ろに跨がり、しっかり抱きつく。
零王の背中の温かさが、仕事の疲れを癒す。
愛妃より七歳も年下の零王。
とても可愛らしい容姿をした、流行りの犬系男子だ。
去年付き合い出して零王が20歳になった今年から、同棲している。
零王には親がいない。
生まれてすぐに施設に預けられた為、零王はずっと仲間達と過ごしてきた。
なので零王の家族は、暴走族の仲間達だ。
みんな見た目は怖いけど、とても優しい。
零王は可愛いし、引っ込み思案でおとなしく友達がいなかった愛妃にとっても、みんな大切な仲間だ。
そして、この最愛の恋人零王には謎が多い。
「着いたよ、愛妃」
「うん…」
そこは、高級なタワマン。
零王はこのタワマンの最上階で一人暮らしをしていた。
そこに愛妃が、先月引っ越したのだ。
さぞかし凄い仕事をしているのかと聞いてみると、
「うーん。基本的にはフリーだよ。
時々掃除してる」
とよくわからない返事が返ってきた。
それに、零王は暴走族の総長を務めている。
仲間曰く、とても喧嘩が強いらしい。
そして、耳には計五個のピアス。
煙草もよく吸っている。
犬系男子がこうあるべきというのはないが、あまりにも愛妃の想像とかけ離れている。
でも、零王と過ごしていると母性本能をくすぐられることが多い。
やはり愛妃にとっては、可愛い犬系彼氏だ。
「お疲れ様~」
愛妃は勤め先のジュエリーショップを出た。
「愛妃、お疲れ様~」
「零王?どうしたの?」
「迎えに来たの~もう一緒に住んでるんだしさ!」
従業員出入口の前に恋人の零王が、バイクに跨がり待っていた。
か、可愛い……////と思う愛妃。
「わざわざありがとう!」
「ううん、はい!ヘルメット。後ろ乗って!」
「うん!」
零王の後ろに跨がり、しっかり抱きつく。
零王の背中の温かさが、仕事の疲れを癒す。
愛妃より七歳も年下の零王。
とても可愛らしい容姿をした、流行りの犬系男子だ。
去年付き合い出して零王が20歳になった今年から、同棲している。
零王には親がいない。
生まれてすぐに施設に預けられた為、零王はずっと仲間達と過ごしてきた。
なので零王の家族は、暴走族の仲間達だ。
みんな見た目は怖いけど、とても優しい。
零王は可愛いし、引っ込み思案でおとなしく友達がいなかった愛妃にとっても、みんな大切な仲間だ。
そして、この最愛の恋人零王には謎が多い。
「着いたよ、愛妃」
「うん…」
そこは、高級なタワマン。
零王はこのタワマンの最上階で一人暮らしをしていた。
そこに愛妃が、先月引っ越したのだ。
さぞかし凄い仕事をしているのかと聞いてみると、
「うーん。基本的にはフリーだよ。
時々掃除してる」
とよくわからない返事が返ってきた。
それに、零王は暴走族の総長を務めている。
仲間曰く、とても喧嘩が強いらしい。
そして、耳には計五個のピアス。
煙草もよく吸っている。
犬系男子がこうあるべきというのはないが、あまりにも愛妃の想像とかけ離れている。
でも、零王と過ごしていると母性本能をくすぐられることが多い。
やはり愛妃にとっては、可愛い犬系彼氏だ。
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