幼馴染は片思い中
「とりあえずこれ飲んで
それから着替えな」

「……ん」


差し出されたペットポトルを受け取って
私は渋々頷いた


その後、着替えて
朔君が買ってきてくれた冷えピタを貼って
朔君が作ってくれたうどんを食べて
それから、ようやく私の頭は動き始めた


「朔君。鍵、閉まってなかった?」

「おばさんに鍵預かってたんだよ
お前ひとりにして
何かあったら困るから様子見てくれって」

「そうなんだ
……ごめんね。色々ありがとう」



学校で倒れてから数日


お母さんが気にして
ずっと看病してくれてたけど

さすがに何日も仕事は休めないし
自分の事で休ませたくないから
気にせずに仕事に行って欲しいと昨日お願いしたところだった
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