“ずっと”なんて言わせない
4ヶ月後。

何故だろう。こういう時にかぎって、自分の勘

は当たってくれない。

期待していた幸せな日々とは掛け離れている。

悠くんはまるで別人になっていた。

バイト先の先輩に誘われてクラブに行ったよう

で、そこには私とは真逆のタイプの女の子が

たくさんいたらしい。明るい髪に、抜群なスタ

イル、綺麗なネイルに、露出度の高い女の子。

そこで悠くんは彼女がいながら他の女の子と遊

ぶ快感を覚えてしまった。

元々、悠くんを楽しませてあげられなかった

私にも原因がある。あの時素直になってれば、

もっと悠くんの好みに合わせたら…

思い当たる節は数えきれないほどある

考えれば考える程自分が惨めになる一方だ。
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