君と一緒!
両親と住んでいたマンションは、今は私たった一人。両親は数ヶ月前に亡くなった。
私は学校のあとのアルバイトを必要以上に長めに入れて、寂しさを紛らわせる毎日を送っていた。
「あれ…何だろう…?」
ある日、休み前のバイトから帰ると、家の前に置いてある、見慣れない大きなダンボール箱。
宅配の荷物なんて頼んでいないし、送ってくる相手もいないはずなのに。
(配達間違いだよね…。でも…宛先も送り主も書いてない…何が入ってるんだろ…)
なんとか引きずって家の中に入れた。
「はあ…はあ…時間…掛かっちゃった…でも、ほっておくわけにいかないし…」
(でも…開けて平気かな…勢いで入れちゃったけど、爆弾だったり…人や死体だったらどうしよう……)
疲れていたのに時間をかけて中に入れた手前、放置するわけにもいかず、悩んだ末にやっぱり開けてみることにした。
「…変なもの、入ってませんように……!」
中を傷つけないよう、気をつけてカッターで切り込みを入れ、恐る恐る箱を開けると…
「…ひっ…!!男の人……!?」
中に入っていたのは、私とあまり年の離れていなそうな若い男の人。
眠るように箱の中に座っていた。
私は叫ぶのを必死で我慢して、その人の肩を揺すった。
「だ、大丈夫…ですかっ…!?」
その人は微動だにしない。
(息、してない…やっぱり死体…!?…あれ、でも…)
なんだか少し落ち着いてきたのでよく見てみると、すごく顔は整っているし、変なニオイもしないし、少し顔を触った感じ、温かくない。
(人形…?でも、何でこんなのがうちに?それに、盗品じゃないよね…?こんな質が良さそうなの…)
どうして家の前にあるのか、どうしたらいいのか、いくら考えてもバイト疲れで頭が回らず、結局今夜は放置することにした。
「明日休みだしね…明日考えよ……」
私は学校のあとのアルバイトを必要以上に長めに入れて、寂しさを紛らわせる毎日を送っていた。
「あれ…何だろう…?」
ある日、休み前のバイトから帰ると、家の前に置いてある、見慣れない大きなダンボール箱。
宅配の荷物なんて頼んでいないし、送ってくる相手もいないはずなのに。
(配達間違いだよね…。でも…宛先も送り主も書いてない…何が入ってるんだろ…)
なんとか引きずって家の中に入れた。
「はあ…はあ…時間…掛かっちゃった…でも、ほっておくわけにいかないし…」
(でも…開けて平気かな…勢いで入れちゃったけど、爆弾だったり…人や死体だったらどうしよう……)
疲れていたのに時間をかけて中に入れた手前、放置するわけにもいかず、悩んだ末にやっぱり開けてみることにした。
「…変なもの、入ってませんように……!」
中を傷つけないよう、気をつけてカッターで切り込みを入れ、恐る恐る箱を開けると…
「…ひっ…!!男の人……!?」
中に入っていたのは、私とあまり年の離れていなそうな若い男の人。
眠るように箱の中に座っていた。
私は叫ぶのを必死で我慢して、その人の肩を揺すった。
「だ、大丈夫…ですかっ…!?」
その人は微動だにしない。
(息、してない…やっぱり死体…!?…あれ、でも…)
なんだか少し落ち着いてきたのでよく見てみると、すごく顔は整っているし、変なニオイもしないし、少し顔を触った感じ、温かくない。
(人形…?でも、何でこんなのがうちに?それに、盗品じゃないよね…?こんな質が良さそうなの…)
どうして家の前にあるのか、どうしたらいいのか、いくら考えてもバイト疲れで頭が回らず、結局今夜は放置することにした。
「明日休みだしね…明日考えよ……」
< 1 / 15 >