君と一緒!
入浴中、ドアの外からイチが私に言う。
「僕もミオと入りたいよ〜。ダメ??」
「だぁめ!イチがお風呂入るのは、いいことだけどね。」
「ミオ〜…」
「甘えた声出してもだめ。」
夜はイチがすり寄って来た。
「ミオ〜、ベッドに僕も入れてよ〜。」
「だ、ダメっ!!イチは小さい子じゃないんだからっ…!」
「僕、ミオのこと大好きなんだ。痛いことしないよ〜。」
「ダメっっ!自分の子供でも小さい弟でもペットでも無いひとは入れられませんっ…!」
「…僕、ミオの『特別』になりたい…」
イチはポツリと呟いた。
「…イチじゃ…なれないよ…。私…好きな人がいるから…」
「ミオ…僕……」
「ごめんね、イチ…」
本当にイチに告白されている気分になったが、私には好きな人がいる。イチにはなんだか申し訳ない気分になった。
次の日も、相変わらず明るく人懐こいイチだったが、夜寝る時、イチはやはり悲しそうにしていた。
そんなある日。
「光崎。」
「あ…」
学校の、私の好きな人だ。
「最近さっさと帰るよな。バイトの時間はまだだろ?」
「バイトの時間、早めたの…早く帰る用事が出来たから…」
「今日はバイトないだろ?アイツら誘って遊び行かない?おごるよ。」
「ごめん…今週からこの曜日も潰れるの。別の用事が出来ちゃって…」
もちろんイチのためだ。人形なんだから一人(?)で置いていてもいいけど、遅くなると帰ってきてから泣きそうな顔で抱きついてくるから。
「つまんねえの。いいじゃん、たまには…」
そう言って行ってしまった。
(私だって、イチの相手ばっかり嫌だよ…。なんで私、自由にできないの…?せっかく誘ってくれたのに……)
「僕もミオと入りたいよ〜。ダメ??」
「だぁめ!イチがお風呂入るのは、いいことだけどね。」
「ミオ〜…」
「甘えた声出してもだめ。」
夜はイチがすり寄って来た。
「ミオ〜、ベッドに僕も入れてよ〜。」
「だ、ダメっ!!イチは小さい子じゃないんだからっ…!」
「僕、ミオのこと大好きなんだ。痛いことしないよ〜。」
「ダメっっ!自分の子供でも小さい弟でもペットでも無いひとは入れられませんっ…!」
「…僕、ミオの『特別』になりたい…」
イチはポツリと呟いた。
「…イチじゃ…なれないよ…。私…好きな人がいるから…」
「ミオ…僕……」
「ごめんね、イチ…」
本当にイチに告白されている気分になったが、私には好きな人がいる。イチにはなんだか申し訳ない気分になった。
次の日も、相変わらず明るく人懐こいイチだったが、夜寝る時、イチはやはり悲しそうにしていた。
そんなある日。
「光崎。」
「あ…」
学校の、私の好きな人だ。
「最近さっさと帰るよな。バイトの時間はまだだろ?」
「バイトの時間、早めたの…早く帰る用事が出来たから…」
「今日はバイトないだろ?アイツら誘って遊び行かない?おごるよ。」
「ごめん…今週からこの曜日も潰れるの。別の用事が出来ちゃって…」
もちろんイチのためだ。人形なんだから一人(?)で置いていてもいいけど、遅くなると帰ってきてから泣きそうな顔で抱きついてくるから。
「つまんねえの。いいじゃん、たまには…」
そう言って行ってしまった。
(私だって、イチの相手ばっかり嫌だよ…。なんで私、自由にできないの…?せっかく誘ってくれたのに……)