中島くんは私を離さない


「そこで何してるんです」
「わ!!!」


顔を上げると中島くんがいた。


「まさか盗み聞き?」
「いや、そんなんじゃ……」


「図星だな」
「えっ……」


「盗み聞きは良くないよ、先生」


もう唇が重なりそうな距離まで近づいてくる中島くん。



「ごめん、もうしないから」
「先生、僕も謝りたいことがあります」


「なに?」
「こっちに来て」


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