あの日から僕らは


窓の方を見て少し切なそうにつぶやく



本来ならば外でデートするはずだったが


梅雨入りした最近は専ら家で過ごすのが定番化しつつある


インドア派の2人にとってさほど問題ではない




窓を見つめる君の顔はどこか切なげだ

というよりも

雨の日にはいつも、

なにか思い出したかのような
悲しそうな顔をする君



僕には分かる


君を求めてるときの、君が欲しくてたまらなかったときの僕とそっくりだから
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