ましゅまろ



  
「ただいま。」

「おかえりお姉・・・え、何その頭。」


玄関を入ってすぐに妹があたしの頭に気づいた。


「ジェラート。」

「何、それ新しいトリートメントかなんか?」


ローファーを脱ぎ廊下を歩くあたしの後ろを歩く妹。


「なにあんた。着いてこないで・・・。」


振り返ると。サラサラの髪の毛、細い体に沿った短いTシャツ、ショート丈のパンツを履いた妹がいた。


姉妹なのに・・・こんなにも違うのか・・・。


「どうした?トリートメント溶けてきてるよ。」

「後で・・・話聞いてくれる?」

「え?あ。うん?」


妹ががりがりと頭をかきながら答える。


どうしてそんなに細いのかを聞こう。


シャワーを浴びながらお風呂場の鏡を見るあたし。



丸い体、だらしない体、あたしの体は・・・


再生できるのか・・・


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