あなたのためには泣きません
失恋の薬?
「じゃあ、、、、15日!」
「むりだーー」
「じゃあ、17日!金曜日!」
「んーーーーどうだろう、、、出先から帰れるかなぁ。。。。」
「もう!!!やる気だしてください!那智さん!!」
私の横で、スマホのスケジュールを見ながら、優菜ちゃんちゃんがむくれている。
そ、そんなこと言ったって、、、、、
「ご、ごめん!私のことは気にしないで、、、」
といいかけたけれど、大きな目を憎々し気に細め、ワントーン声を低くしながら優菜ちゃんが言う
「だーーーーかーーーーらーーーーーだめなんですって」
あ、そうだった
そこへ
「なんの話?」
ひょいと話題に入ってきたのは出先から戻った市井さんだった
「合コンです!合コン!しかも、涼香先輩のフィアンセの渉さんのお友達関係の!」
「へぇ」
市井さんは目を丸くしている。
「渉さんのお友達って言ったら、御曹司とか!起業家とか!エリートとか!すごい人ばっかりなんですよ!今までどれだけ涼香先輩にお願いしてもOKしてもらえなかったのに!
今回は先輩から話があって!」
「ちょ、優菜ちゃん、、、、」
あからさまに話すぎではないかと思っていたら
「ただ、那智先輩をメンバーに入れることが絶対条件なんです!」
そうなのだ。
私のあっけない失恋を哀れみ、また、心配した心優しい涼香ちゃんは、今まで封印していたフィアンセの渉さんを通し、私に誰かを紹介しようとしてくれているらしい。
その事を涼香ちゃんから言われたとき
「え!?いいよ!いいよ!私そういうの苦手だし、渉さんにも申し訳ないよ!」
と固辞したのだけど
「いい?那智。あなたのペースで男性と出会ったりしてたら、恋愛にまで発展する間におばあちゃんになっちゃうわよ。前から、ダーリンも那智に紹介したい人が大勢いるって言ってたんだから、この際優菜たちの力を借りて、前へ進みなさい!」
と、美しい目を吊り上げて怒られたのだ。
「で、でも。。。。」
往生際悪く逃げようとする私に
「でも、じゃないの。失恋には新しい恋が一番の薬なんだから。これは命令よ。反論は許さないわ」
と幼いころから人の上に立つことになれた同期は言い放ったのだ、、、、、。
「むりだーー」
「じゃあ、17日!金曜日!」
「んーーーーどうだろう、、、出先から帰れるかなぁ。。。。」
「もう!!!やる気だしてください!那智さん!!」
私の横で、スマホのスケジュールを見ながら、優菜ちゃんちゃんがむくれている。
そ、そんなこと言ったって、、、、、
「ご、ごめん!私のことは気にしないで、、、」
といいかけたけれど、大きな目を憎々し気に細め、ワントーン声を低くしながら優菜ちゃんが言う
「だーーーーかーーーーらーーーーーだめなんですって」
あ、そうだった
そこへ
「なんの話?」
ひょいと話題に入ってきたのは出先から戻った市井さんだった
「合コンです!合コン!しかも、涼香先輩のフィアンセの渉さんのお友達関係の!」
「へぇ」
市井さんは目を丸くしている。
「渉さんのお友達って言ったら、御曹司とか!起業家とか!エリートとか!すごい人ばっかりなんですよ!今までどれだけ涼香先輩にお願いしてもOKしてもらえなかったのに!
今回は先輩から話があって!」
「ちょ、優菜ちゃん、、、、」
あからさまに話すぎではないかと思っていたら
「ただ、那智先輩をメンバーに入れることが絶対条件なんです!」
そうなのだ。
私のあっけない失恋を哀れみ、また、心配した心優しい涼香ちゃんは、今まで封印していたフィアンセの渉さんを通し、私に誰かを紹介しようとしてくれているらしい。
その事を涼香ちゃんから言われたとき
「え!?いいよ!いいよ!私そういうの苦手だし、渉さんにも申し訳ないよ!」
と固辞したのだけど
「いい?那智。あなたのペースで男性と出会ったりしてたら、恋愛にまで発展する間におばあちゃんになっちゃうわよ。前から、ダーリンも那智に紹介したい人が大勢いるって言ってたんだから、この際優菜たちの力を借りて、前へ進みなさい!」
と、美しい目を吊り上げて怒られたのだ。
「で、でも。。。。」
往生際悪く逃げようとする私に
「でも、じゃないの。失恋には新しい恋が一番の薬なんだから。これは命令よ。反論は許さないわ」
と幼いころから人の上に立つことになれた同期は言い放ったのだ、、、、、。