浮気 × 浮気
暗闇
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❁❀✿✾
翌日。
気合十分で家を出てきたのはいいものの……
「ここ…どこなのよ…」
私、確実に道に迷いました。
途中まではちゃんとタクシーに乗せてもらって来たものの、これ以上車では行けないと山奥の手前で下ろされ、訳の分からない道を歩いてかれこれもう4時間弱。
もちろん携帯で現在地を確認しようとしたけれど、しっかり圏外と表示されていて諦めることを強制される始末。
もはや、絶望の兆ししか見えない。
「はぁ」
でこぼことした上り坂をかなりたくさん歩いてきた私は、そろそろ体力の限界が近づいてきていた。
足が痛くて重くて、思うように前に進まない。
そろそろどこかで座りたい、休憩したい。
そう思った私は、ゆっくりとその場に腰を落とした。
そうすればふと視線をやった先に、木造のこじんまりとした小屋らしきものが目に入った。
あそこなら、誰かいるかもしれない。
そんな微かな期待を抱きながら、悲鳴をあげている足をなんとか奮い立たせ立ち上がった。
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翌日。
気合十分で家を出てきたのはいいものの……
「ここ…どこなのよ…」
私、確実に道に迷いました。
途中まではちゃんとタクシーに乗せてもらって来たものの、これ以上車では行けないと山奥の手前で下ろされ、訳の分からない道を歩いてかれこれもう4時間弱。
もちろん携帯で現在地を確認しようとしたけれど、しっかり圏外と表示されていて諦めることを強制される始末。
もはや、絶望の兆ししか見えない。
「はぁ」
でこぼことした上り坂をかなりたくさん歩いてきた私は、そろそろ体力の限界が近づいてきていた。
足が痛くて重くて、思うように前に進まない。
そろそろどこかで座りたい、休憩したい。
そう思った私は、ゆっくりとその場に腰を落とした。
そうすればふと視線をやった先に、木造のこじんまりとした小屋らしきものが目に入った。
あそこなら、誰かいるかもしれない。
そんな微かな期待を抱きながら、悲鳴をあげている足をなんとか奮い立たせ立ち上がった。