浮気 × 浮気
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会社に着けばもう何人かいて、既に仕事に取り掛かっている人もいた。
私も早速仕事を始めようと、ゆっくりとデスクに腰を下ろす。
と、ふと目に入ったのは小さな紙切れ。
手に取って確認してみると、そこには小さくメッセージが書かれていた。
“会社終わりに、一緒にご飯どうですか?会社の外で待ってます。木嶋 暁”
意外と綺麗な字に驚きながらも読み終え、周りをキョロキョロ見渡せば、読んでいる私を見ていたのであろう木嶋さんとバッチリ視線が交わった。
その直後、私になにか伝えようと口をパクパクと動かす木嶋さん。
「か わ い い」
そう言っている事に気づいてしまった私は、顔に一気に熱が集まったのを感じた。
そんな私を面白おかしく笑う木嶋さんにムッとし、ふいっと顔を逸らした。
その後、横目で木嶋さんを確認したけど、もう既に木嶋さんは自分の仕事に取り掛かっていた。