。。折れた羽根、虹の架け橋。。③
「無理だわ。
俺は今日救われた。
純白ちゃんが背中を押してくれたんだ。
純白ちゃんが頑張れって言ってくれた。
だから、負けない!
何があっても、この1年、やり遂げる!!」
俺がいい終わらないうちに、もう目の前に迫るパンチに、ぎゅ、と目を瞑った。
なんの衝撃も無い。
痛みも、怖さも、
無くなった。
「ーー何してんの?」
金髪男子の拳は、にこやかに笑う男の子によって握られていた。
にこやかな軽めの口調。
だけど瞳に奥に隠れた白光までは隠し切れていなかった。
本当は無理に笑っていて、本来の"黒さ"を隠し切れていなかった。
彼は誰?
学年にこんなイケメン居たかな?
居たら絶対、黙ってはいない。
だけど2年間のロスはなかなか消えやしない。
ーーーーカシャン。
ん?
何あの銀製の輪っかは。
刑事ドラマでよく見るあれだ。
金髪男子の手首にしっかりハマった彼は、身動きが取れず、前のめりに転んだ。
「半澤てめぇ!!「いいから黙って失せろ。今すぐにだ」
有無を言わせない強気な言葉。
俺だけじゃないーーーー。
真っ青になった2人は、怯えた様に逃げようとした。
「あ、そうそう。
それ、返してね。
あと、リストにはしっかり入れるからそのつもりで」
リスト?
ブラックリストみたいなもんだろうか。
つか、助かったけどこの人は?
敵か味方か。
俺は今日救われた。
純白ちゃんが背中を押してくれたんだ。
純白ちゃんが頑張れって言ってくれた。
だから、負けない!
何があっても、この1年、やり遂げる!!」
俺がいい終わらないうちに、もう目の前に迫るパンチに、ぎゅ、と目を瞑った。
なんの衝撃も無い。
痛みも、怖さも、
無くなった。
「ーー何してんの?」
金髪男子の拳は、にこやかに笑う男の子によって握られていた。
にこやかな軽めの口調。
だけど瞳に奥に隠れた白光までは隠し切れていなかった。
本当は無理に笑っていて、本来の"黒さ"を隠し切れていなかった。
彼は誰?
学年にこんなイケメン居たかな?
居たら絶対、黙ってはいない。
だけど2年間のロスはなかなか消えやしない。
ーーーーカシャン。
ん?
何あの銀製の輪っかは。
刑事ドラマでよく見るあれだ。
金髪男子の手首にしっかりハマった彼は、身動きが取れず、前のめりに転んだ。
「半澤てめぇ!!「いいから黙って失せろ。今すぐにだ」
有無を言わせない強気な言葉。
俺だけじゃないーーーー。
真っ青になった2人は、怯えた様に逃げようとした。
「あ、そうそう。
それ、返してね。
あと、リストにはしっかり入れるからそのつもりで」
リスト?
ブラックリストみたいなもんだろうか。
つか、助かったけどこの人は?
敵か味方か。