。。折れた羽根、虹の架け橋。。③
「半澤緑(ハンザワリョク)。
ゆくゆくは刑事になるからよろしく!!」
手錠をクルクル回して、にこやかに笑って見せた。
笑ってはいるけど、先程見せた黒さが頭から抜けない。
裏をかいてる訳では無いけど、警戒してしまう。
久しぶりの学校。
久しぶりの生活。
出だしが悪かったーーーー。
久しぶりに出てきた俺を歓迎してくれたのは、学校では先生だけ。
成績は悪く無かったから、先生からは期待しか無かった。
だけどいつか、やっかみが降り注ぐ。
そんな気がするーーーー。
またいつかーーーーーー。
「あ、俺は芹山大雅で」
まあ、知っているに違いない。
誰かに頼まれたらしいしーー。
「うんうん、芹山龍さんの息子ね。
意外だったけど」
うん、芹山龍と聞けば大概ーービビられるか、ケンカ売られて終わりだ。
俺は父さんとは違うーー。
父さんが、強くても
最強でも、
俺は違うーー。
弱いし、暗いし、友人だっていない。
思わずキラキラした世界を想像して、落ち込む俺。
キンコーンカーンコーン。
一限を終わるチャイムが、鳴った。
「あ、じゃあ俺行くんで」
俺が背中を見せた時ーー
「俺がキラキラにしてやるからな」
彼がそう言ったーーーー。
ゆくゆくは刑事になるからよろしく!!」
手錠をクルクル回して、にこやかに笑って見せた。
笑ってはいるけど、先程見せた黒さが頭から抜けない。
裏をかいてる訳では無いけど、警戒してしまう。
久しぶりの学校。
久しぶりの生活。
出だしが悪かったーーーー。
久しぶりに出てきた俺を歓迎してくれたのは、学校では先生だけ。
成績は悪く無かったから、先生からは期待しか無かった。
だけどいつか、やっかみが降り注ぐ。
そんな気がするーーーー。
またいつかーーーーーー。
「あ、俺は芹山大雅で」
まあ、知っているに違いない。
誰かに頼まれたらしいしーー。
「うんうん、芹山龍さんの息子ね。
意外だったけど」
うん、芹山龍と聞けば大概ーービビられるか、ケンカ売られて終わりだ。
俺は父さんとは違うーー。
父さんが、強くても
最強でも、
俺は違うーー。
弱いし、暗いし、友人だっていない。
思わずキラキラした世界を想像して、落ち込む俺。
キンコーンカーンコーン。
一限を終わるチャイムが、鳴った。
「あ、じゃあ俺行くんで」
俺が背中を見せた時ーー
「俺がキラキラにしてやるからな」
彼がそう言ったーーーー。