。。折れた羽根、虹の架け橋。。③
君が使ったスプーンが、
俺の口に入ってくーーーー。

だけど、気にしてるのは俺だけで
君は笑っていた。


俺はドキドキが止まらないと言うのに。


君は俺が使ったスプーンさえ、気にすることなく、終始幸せ全開な顔をしていた。



火照りが止まらない……。

どうしても、その唇から目が離せない。


アイスの冷たさより、顔の火照りが止まらなかった…………。






「ーー純白ちゃん、今日さ。
ありがとう」





俺にとって、今日は特別だった。
嫌なことはまだきっとずっとあるだろうけど…………。


「ーー明日また朝迎え行くね!」






どうして……………
ここまで、してくれるの?



「君はーー


なんで、俺に構うの?


何の特技もなければ見た目だって良くない。

俺には合わない純白ちゃんみたいなキラキラした子」



君がキラキラした星の住人なら
確実に、俺はーー
闇に住む住人だと言えるだろう………


「あはっ、私は好きだけどな。
大雅くんがーー」


えっ!!、と思ったのもつかの間。


「弟が出来たみたいで、可愛いよね!
年下男子か、やっぱり可愛い!!」



弟ーーーー。


少しだけ"好き"に期待した俺は

ガッカリしてしまった。




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