。。折れた羽根、虹の架け橋。。③
「ありがとう、大雅くん。」
私は、いつだって強くありたい。
いつだって気高くいきたい。
あの頃、ママが最強の暴走族の姫だったと聞かされた時は、私の知らない世界が広がっていたーー、が第一印象。
パパは、副総長で。
総長であるパパの友達は、いかついおじさま。
迫力のある目力。
第一印象はーー、近所迷惑のド短気おじさまが、印象深いと。
何しろ、息子を殴ろうとしていたんだからーー。
そして、1番びっくりしたのは
隣の彼。
今まさに私の手を握って暗闇の中を、歩いている臆病な男の子。
この人が龍神の1人息子だと、言うんだからなんだか拍子抜け。
「大雅くんは強くなりたくないの?
その、お父さんみたいにさっ」
ちら、っと見たら大雅くんの瞳は見開き、両手を顔の前で数回振った。
ナイナイ、と。
でしょうね。。
なんて、言わないけど。
とにかく、何もかもびっくりした。
近所に引っ越してきた一家。
まさかの龍神と、かけ離れた青年。
私は、いつだって強くありたい。
いつだって気高くいきたい。
あの頃、ママが最強の暴走族の姫だったと聞かされた時は、私の知らない世界が広がっていたーー、が第一印象。
パパは、副総長で。
総長であるパパの友達は、いかついおじさま。
迫力のある目力。
第一印象はーー、近所迷惑のド短気おじさまが、印象深いと。
何しろ、息子を殴ろうとしていたんだからーー。
そして、1番びっくりしたのは
隣の彼。
今まさに私の手を握って暗闇の中を、歩いている臆病な男の子。
この人が龍神の1人息子だと、言うんだからなんだか拍子抜け。
「大雅くんは強くなりたくないの?
その、お父さんみたいにさっ」
ちら、っと見たら大雅くんの瞳は見開き、両手を顔の前で数回振った。
ナイナイ、と。
でしょうね。。
なんて、言わないけど。
とにかく、何もかもびっくりした。
近所に引っ越してきた一家。
まさかの龍神と、かけ離れた青年。