。。折れた羽根、虹の架け橋。。③
「ちょいちょい無視しないでよ!」


暗闇の中でも分かる、プリン頭が数名。


その中に銀髪が、1人居た。
バイクは5台。

その中の1台だけ、やけに改装された綺麗なバイクに跨る銀髪の男は、タバコを吹かして知らぬ顔をした。


「何か用ですか?」


わざと、満面の笑みを見せてあげた。


銀髪の男が少しだけ、睨んだ気がした。



「カップルでイチャイチャしてないで、彼女、相手してよ!」

小汚いプリン頭集団。

1人が私に手を伸ばした。
私はずっと無視して居たかった。

伸ばした手は、プリン頭のゴツゴツの手を掴んでいた。



「触らないで、純白ちゃんに触るなっ」


弱々しい男の子の声は、大雅くん。

震えてる声とは裏腹に、彼の手は強く男の手を掴んでいた。


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