。。折れた羽根、虹の架け橋。。③
「ーーうるせえガリ勉!!」




ーードカっ




一瞬目を瞑ったーー。

間に合わない。
間に合わなかったーー。
殴られた音が聞こえる前に
目を瞑ってしまった。


"私が守れたのにーーまた守れなかった"





またーー?




目を開けるのが怖い。



「ーー純白ちゃん」





え。





大雅くんの声。




私はおそるおそる目を開けた。




視界に広がる世界は、明るかった。



プリン頭は、大雅くんの足元で気絶していた。



え。。



バイクを跨ったまま、気絶している人。



地面にくたり、と倒れている数名の不良達。
ありえないーー。


何が起きたの?


< 34 / 56 >

この作品をシェア

pagetop