。。折れた羽根、虹の架け橋。。③
「どうしたの?
朝、普段起きないのにっ」


普段目覚ましたくさん鳴らしても、何しても起きない類が、ちゃんと制服を着て髪までセットしてここにいるなんて、奇跡じゃなきゃなんだ。

「隣の家に新たな住人が、引越してきたみたいなんだけどーーあれは絶対あっちの世界の人に違いないね!うんうん」


隣?
引越し?


しかも、あっちの世界の人ってなに?


「その人なんて苗字か分かるか?」


コーヒーを飲んで、朝の新聞を見ていたパパは、急に話にのってきた。



「あーたしか、芹山だよ」








芹山ーー?




「あー、それなら「馬鹿野郎!!?」






パパが何か言いかけた瞬間ーーーー
家の外からバカでかい声が飛んできた。


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