。。折れた羽根、虹の架け橋。。③

龍パパの奥さん

「純白ちゃーーん!!」

玄関入った瞬間に、ママが私にくっついて来た。

「あ、写真の人。。」


大雅くんはママに会うのは初めてで、写真だけ見た事あるはず。
ママとパパ、龍神初代メンバーが最後に撮った集合写真は、龍神メンバーに配られてある。

それは、今もリビングにずっと飾られてある。

ママにも好きな人が居たり
色々あったってのは、聞いたことのある話。



「純白ちゃん!、あれお客さん?
あら、あらあら誰かに似てるわね。
この子ーー」



あ、気づいた。
大雅くんの存在に気づいたママは、私をすっ飛ばし、大雅くんに迫ってく。

今は伊達メガネがないから、素顔だし。
素顔な大雅くんはちょっと優しげな龍パパに似てるらしいから。

「えっと、父さんが昔お世話になってまして」




その言葉に、ママ目をまん丸くした。

「え、え、まさかーー龍の息子!!?
あ、でも似てる。
え、龍は危ない世界に入って追われてるってシュウから聞いたけど!!」


危ない世界!!?
多分冗談なんだろうけど、ママは素直過ぎてすぐ信じるからな。

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