【完】狂犬は欲望中毒。
「お前いつも好き勝手やってきた分、自分の希望で集会にでるなら、今回だけとはいかねーぞ?
また次の集会にも出ないといけなくなるけど、そこはいいのか?」
自由制限を口にする松茂さんの言葉で、風が一気に夜風へと変わる。
「まぁ、そのつもり。」
小羽が狙われるくらいなら、自由なんていらない。
まぁ……面倒事は正直避けたいけどな。
俺は踵を返し、集会参加の件について許可を得るため総長のところへ向かった。