ねえ、気づいてよ……

本当のこと、聞かせてよ

「あっ!」


1週間がたった頃の帰り道。


今日の部活は、ミーティングだから私はおやすみ。


怜は、部活だから珍しく1人で帰ってる。


美奈も部活だしね。


そして、そんな日にたまたま出会った、愛香さん。


「あの、私、少しお話したいの」


そして、そう言った。


2人で近くのカフェへ向かう。


私の少し前を歩く愛香さんは、すごく可愛い。


私より背が高いのに可愛い顔立ちをしてて、なによりオーラがある気がした。


なんていうか、自信がある。


「ここで、いい?」


「はい」


一つ一つの仕草が優雅で見とれてしまう。


「コーヒー、1つと」


「あ、アイスティーで......」


店員さんが席を離れたのを確認して、愛香さんが話し出す。


「まず、自己紹介からはじめよっか
私、鈴島愛香(すずしまあいか)」
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