ねえ、気づいてよ……
「私、行きますね」
俺に向かって言った言葉じゃないのがわかってても、敬語で話されるのは思った以上に堪えた。
距離、置かれたみたいで。
「涼音ちゃん!」
あとで電話しようと思ってたのに、愛香が涼音を呼び止めて2人で夜へと消えていく。
それを見ながら、とりあえず家の中に入った。
「おかえり、怜」
「愛香ちゃんは?」
「友達会ったから、先帰ってきた」
親にも、涼音に会ったなんて言えなかった。
自分の部屋に入ると、思うのは2人のことばかり。
いや、愛香が涼音に何を言うのか、涼音が傷つかなきゃいいが。
「涼音......」
やっぱりちゃんと話したくて、外に出て涼音が帰ってくるまで待った。
しばらく待つと、愛香と少し後ろを歩く涼音が見えた。
さすがに仲良く話してる様子はない。
俺に向かって言った言葉じゃないのがわかってても、敬語で話されるのは思った以上に堪えた。
距離、置かれたみたいで。
「涼音ちゃん!」
あとで電話しようと思ってたのに、愛香が涼音を呼び止めて2人で夜へと消えていく。
それを見ながら、とりあえず家の中に入った。
「おかえり、怜」
「愛香ちゃんは?」
「友達会ったから、先帰ってきた」
親にも、涼音に会ったなんて言えなかった。
自分の部屋に入ると、思うのは2人のことばかり。
いや、愛香が涼音に何を言うのか、涼音が傷つかなきゃいいが。
「涼音......」
やっぱりちゃんと話したくて、外に出て涼音が帰ってくるまで待った。
しばらく待つと、愛香と少し後ろを歩く涼音が見えた。
さすがに仲良く話してる様子はない。