ねえ、気づいてよ……
「怜、全然照れてくれないから......。扱いも、彼女じゃなくて、妹みたい......。それに、2人で一緒に寝るのに......」


そう言うと、怜が私を抱き抱えながら起き上がった。


「俺だって、いつも余裕なわけじゃないから。今だって涼音のパジャマ、エロくて襲いそうだから早く寝たわけだし」


「っえ......」


ちょっとだけ、怜の膝から逃れようとする。


それは、怜に抱きしめられて、叶わなかった。


「そういう反応、されたくなかったから言わなかったのに。お前は」


「ごめんなさい......」


そう言うと、怜は笑った。


そして、


「怜、顔赤い」


「うわ、マジか」


「今ので、赤くなるの?」


私でも、できるかも。


「ちげーよ。涼音、自分の胸元見てみ?」
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