ねえ、気づいてよ……
「うん!」
2人で冷やし中華を食べながら、話す。
「なあ、ずっとあそこにいたのか?」
ソファに視線をやって聞く。
「うん。動けなくて......」
「俺のクッション抱えてたのは?」
そう聞くと、涼音は恥ずかしそうに言った。
「怜の、匂いがして......落ち着くから」
なんとも言えない、幸福感が襲ってきた。
愛おしくて、今この場で気持ちを伝えられたらどんなにいいだろうって。
「そっか」
言う度胸と、勇気のない自分が嫌になる。
結局、どんなに愛おしくても、今の関係が壊れるリスクをどうしても負えない。
でも、日に日に増す涼音への気持ちを一生抑えていられるんだろうか。
あと、5日間、我慢できるのだろうか。
2人で冷やし中華を食べながら、話す。
「なあ、ずっとあそこにいたのか?」
ソファに視線をやって聞く。
「うん。動けなくて......」
「俺のクッション抱えてたのは?」
そう聞くと、涼音は恥ずかしそうに言った。
「怜の、匂いがして......落ち着くから」
なんとも言えない、幸福感が襲ってきた。
愛おしくて、今この場で気持ちを伝えられたらどんなにいいだろうって。
「そっか」
言う度胸と、勇気のない自分が嫌になる。
結局、どんなに愛おしくても、今の関係が壊れるリスクをどうしても負えない。
でも、日に日に増す涼音への気持ちを一生抑えていられるんだろうか。
あと、5日間、我慢できるのだろうか。