好きと…素直になりたい!!でも…。


 ホテルから歩いて10分程の距離に川が流れており、そこが花火会場で沢山の人で賑わっている。

 何故か青山君は私の手をずっと繋いで来ている。


 嬉しいけど、周りの視線が痛い!


 みんなチラチラと青山君を見てる、その横に何故あの女なの!そんな声も聞こえてきそう。


 釣り合わないのはちゃんと分かってますよ!


 私は何となくモヤモヤした気持ちで、下ばかり見ながら歩く。


 「雪、カキ氷食べたいと言ってたよな、シロップなにがいい?」

 青山君の声
   
 おもわず「いちご味」


 「了解!」

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