わかりました、結婚しましょう!(原題:橘部長を観察したい!)
拒否したけど押し倒されて、宮燈さんは敏感になってる私の胸に吸い付きながら、いきなり激しく奥まで攻めてきた。強過ぎる快感に、頭がおかしくなるかと思った。
「ああぁぁっ! やだ! いや! やあぁっ!」
心臓が早くなって、体中の細胞が熱くなるみたい。両手首は頭の上で宮燈さんの手に押さえつけられてるから、胸とか脇とかを好き放題に蹂躙された。乱暴に、凶悪なほどに、体ごと激しく揺さぶってくる。
「やぁっ……やめて、むり!」
「無理じゃない、桜は大丈夫」
「だい、じょうぶ……じゃないっ! ああっ! こんなのむりっ!」
激しいだけじゃなくて、感じる所をわかってて動くから、私は何度も何度も絶頂させられた。
甘噛みでも痛くて体が震えた。でも痛みが痺れになって快感になる。ちゅっと吸われてまた達してしまい、中で脈動してるのを感じて、ああ終わってくれるかな……と思っていたけど、仰向けだったのをうつ伏せにされて、後ろから攻められた。貫かれてる錯覚に怖くなる。
「あぁぁ……あ……ぁ……も、むり、しんじゃう……」
気持ちよすぎて怖いから、泣きながら訴えたけどやめてくれない。後ろからだとより深く感じる。お腹側が重たい。背中にキスされるからのけ反ると、胸を掴むように揉まれて、びりびり痺れるみたい。ほんの少し残っていた理性も溶けてなくなっていった。
「あぁぁ……やだっ! ごめんなさ……」
「逃げない?」
どこに逃げても、きっと私は宮燈さんに囚われる。離してもらえない。
「も、逃げないから……ぁ……」
「愛してる」
「私も愛してる……宮燈さん、離さないで……奥までもっと……して……っ!」
まだこんなに気持ちよくなるんだな、宮燈さんは笑ってるんだろうなと思いながら、私は意識を手放した。