わかりました、結婚しましょう!(原題:橘部長を観察したい!)
私がそう言ったら、ひょいと抱えられて寝室に連れていかれた。ベッドに押し倒されて、期待して待ってたけど、宮燈さんは黙ったまま見下ろすだけだった。
「……宮燈さん、触ってくれないの?」
「ルールを破ったらどうすると決めた?」
「あ、相手のいうことをひとつ何でもきく……」
「そうだな。じゃあ桜に自分で脱いでもらおうかな。そういう気分なんだろう?」
なんか意地悪したいんだろうけど、逆に挑発してやれと思って起き上がってゆっくり脱いだ。下着だけになったとき、宮燈さんの表情が揺らいだ気がする。今日の下着は白のベビードール。
ふふん、宮燈さんの好みは、もう把握したのだ!
宮燈さんは濃いめの色より淡い色が好きみたいで、こういう可愛い系の繊細なレースに弱いのを知っている。引き裂かないようにそーっと脱がせるのがお好みだということも。フロントホックを外して、少し前かがみになって見上げて言った。
「はぁ……宮燈さんも……えっちな気分になりましたか?」
「……なった」
「じゃあ、して……も、して欲しい」
私がそう言うと、宮燈さんは私の身体をベッドに沈めて胸に顔を埋める。尖端にしゃぶりつかれてると腰がびくびくと跳ねた。
「ん……あっ……ああっ……!」
自分でやっときながら、胸だけ開けてるのは、おっぱいが強調されてるみたいで卑猥だなと思った。愛撫されてるとすぐに固く赤く勃ってしまって、自分で誘ったのに恥ずかしい。夫が性急に求めてくる。
また夕飯が遅くなってしまった。「夕飯の前にえっちしない」というルールを増やそうと思う。