わかりました、結婚しましょう!(原題:橘部長を観察したい!)
熱い。
何でこんなに熱いの?
奥への強すぎる快感から逃げたくてもがいた。
「あ……許して……」
「まだ大丈夫」
またそう言って、宮燈さんは私を深淵へ落とす。
もう、何も考えられない。私の喘ぐ声と衣擦れの音。降りしきる雨が世界を隔ててるから、宮燈さんと二人でどこまでも落ちていく。
「あっ、あ……キス、して欲しい……」
私がお願いすると、宮燈さんはしばらく私を眺めていた。
「ちゅー……して」
「こんな可愛い君が私のものになったのか」
「うん、宮燈さんのもの」
私が笑うと、食べられた。入ってくる舌をちゅうと吸ってると気持ちいい。息苦しくて体が震える。
「あっ、また、いく! んんーっ」
「うねってる。凄いな」
「……すごい? きもちいい?」
「ああ、いい」
「よかった……わたしも気持ちい……い、ぁあ」
体の奥深くに当たる。声が出せなくて、はくはくと口を開けていると、両手首を押さえつけられて、何度も奥を攻められた。
「……っ! あぅ……!」
押さえつけられてた腕がびくびくと震えた。
だめ、飛びそう……。
なんとか保とうと思っていたのに、絶頂した次の瞬間、私は意識を手放していた。